就業前
心がけること

就業開始ギリギリに出社しても、遅刻にはなりません。でも、それでは就業時間にピッタリ仕事を始めようとしても無理があります。
できれば、遅くても就業の15分くらい前には出社するように心がけましょう。
余裕をもって出社した時間は、心の準備をしたり作業の確認や仕事の相談などに使えます。下準備をしておくことでスムーズ仕事を始めることができます。
上司や同僚が出社してきらら「おはようございます。」と自分から先にあいさつを行います。
あいさつは、すべてのコミュニケーションの出発点ですし、円満な人間関係を築くことができます。

電車の事故などが原因で遅れそうになったら、できる限り会社へ連絡を入れましょう。
朝は交通機関の事故や乱れなどで、予期しないことが起こります。その意味においても、時間に余裕をもって家を出ましょう。
朝礼

ほとんどの会社が朝礼を行います。
当然、初日ですから自己紹介があります。あわてないように前もって心の準備をしておきましょう。
面接でのアピールとは違いますので簡単に「○○と申します。よろしくお願いします。」程度でかまいません。
また、上司などから、出身地や趣味、家族構成など求められたら慌てないで紹介しましょう。

「はじめまして。
鈴木と申します。出身は北海道です。趣味はカラオケです。
よろしくお願いします。」

朝礼では、その日の仕事の内容、進め方の打ち合わせ(段取り)、プロジェクトの進行状況、昨日の実績報告など、内容は会社の業態によって様々です。
2つの大事なこと

1 よく話を聞く
その日のスケジュールの内容ですから、集中して聞くようにしましょう。
2 必ずメモをとる
あとから文書で配布されるとは限りません。なので、その場で書きとりましょう。
3 他の人の予定をメモに取っておくといいことがたくさんあります。
たとえば、その人が不在の時、その人あてに電話や来客があった場合に対応できますし、疑問なことを誰に聞いたのかもわかります。
指示を受ける、仰ぐ。

朝礼が終わったら、リーダや先輩から具体的なことが指示されます。
新人の頃だと、細かいところまで予定が詰まっていることは少ないと思います。
なので、空き時間などが予測できそうなら、リーダや先輩に積極的に仕事をもらいに行きましょう。
また、複数の仕事がある場合は、なれないので優先順位に迷ったりします。
その時は遠慮せず指示を仰ぎましょう。
モタモタしていると、リーダや先輩は出かけてしまいますので、機敏な判断と行動が必要です。
2 その場で、解決してから仕事にあたること。
就業開始

朝礼が終わり仕事開始です。
新入社員の場合は、指示をもらってから動き出しますが、他の先輩たちは特に指示を受けることもなく、それぞれ思いのまま動き出します。
でも、ちゃんとしたルールにのっとって動いています。

「定型業務」とは毎日、毎週、毎月、必ずやらなければならない業務のことです。
「非定型業務」とは、突発的に発生したり、パターン化されていない仕事が舞い込んだ時に対処する業務のことです。
これらについては、細部にわたり上司の指示を仰いだり関係者と相談しながら進めていきます。
先輩たちの業務は「定型業務」が主となっていますが、「非定型業務」が発生した場合は合間をぬって対処していきます。

なので、新入社員に与えられる仕事は「定型業務」の一部や「非定型業務」を手伝うことが多いです。
「非定型業務」といっても「定型業務」に関連していますから、次に備えるために仕事の進め方や基本的なことを覚えていきましょう。
いずれは、後輩を指導したり、教育する立場に
なっていくわけですから、いろいろな教訓を得て
次に生かすように心がけることが大切です。
昼休み


最初は初めての環境なので精神的に疲れるかもしれませんが、入社した以上は社会的通念に従いましょう。
スタッフのメンバーからランチを誘われることもあるかもしれません。そんな時はコミュニケーションのきっかけになります。
なので、食事に誘われたら遠慮せず付き合いましょう。
また、弁当を持ってきたり、買ってきて談笑しながら食べる会社もありますので、仲間に入りコミュニケーションを深めましょう。
中には談笑からはずれてイヤホンで音楽を聴いたりする先輩もいますが、気にせずそっとしておけばいいです。

スマホなどをいじってゆっくりしたいかもしれませんが、できれば談笑に加わってコミュニケーションを高めましょう。そのほうが今後の仕事が楽しくなり上手くいくためのコツです。
談笑する関係が無くても仕事はできますが、周りからすれば談笑しやすい人柄の方が仕事がしやすいし、自分にとっても楽しいものです。
それに、談笑に加わることで早く職場の雰囲気に溶け込めます。頷くだけでも構いません。
退社時
終業時間前にやるべきこと

入社間もないころは、就業時間が近づくと手持ち無沙汰になりがちです。でも、退社前にしておくことは意外とあるものです。
1 上司へのその日の報告
2 日報の作成
3 明日の業務の確認
※ やるべきことが分からないときは上司や先輩に尋ねましょう。
※ 身辺(机の上など)の整理は終業後にやりましょう。
周りに対する気配り

自分がやるべきことがすっかり終わったら退社しても構いません。
でも、その前に、同僚や先輩の仕事状況にも気を配りましょう。
まだ、終わっていないようだったら「何か手伝うことはありませんか」と伺いを立ててみましょう。
これは「もう帰ってもよろしいでしょうか?」という意味も含まれていますが、相手に手伝ってもらいたいことがあれば、できる限り手伝います。
これは、その日を気持ちよく締めくくるコツでもあります。なので常日頃から心がけてください。
残業

残業をするかどうかは本人の意思と都合が尊重されます。しかし、都合があり残業ができないからといって「できません」とあっさり断るのは職場の雰囲気を悪くしてしまいます。また、自分自身も今後やりずらくなってきます。
なので、「大変申し訳ございませんが、本日はどうしても都合が悪く残業ができかねます」と丁寧に伝えましょう。
さらに、「明日なら大丈夫なのですが」と代案を提案すればグッドです。

予定していた仕事が終わらず残業する場合は、個人の判断で勝手に残業することはいけません。
残業を希望するときは、仕事の進捗状況とスケジュール内容をまず上司に報告し理由を説明し上司の指示を仰ぎ、判断に従うことになります。